装置本体から放射された電磁波は、まず空気とコンクリート表面の境界面で反射がおき、比誘電率は「空気」より「コンクリート」の方が値が大きいので、右振れの反射波となります。本来であれば反射波の0から+に立ち上がる位置が反射物の反射面ですが、起点が明確ではないので、立ち上がりから反射物の表面を判定することは非常に難しいです。そこでハンディサーチでは、最初の空気からコンクリート表面での反射波を利用し、その+のピークをゼロ点(コンクリート表面)としています。そのため、鉄筋等から反射される波形もずれることとなり、鉄筋表面で反射される反射波の鉄筋最上面は+のピーク値となります。